筋肉は硬くなれば硬くなるほど痛みが出るかというと、そうではありません。
痛みや痺れなどの症状を感じるときはある一線までは何も症状が出ないのに、
その線を越えた途端に症状が出てしまうという特徴があります。
症状の出かたは様々ですが、日常生活での姿勢維持や同じ動作の繰り返し、
運動による疲労の蓄積などが少しずつ積み重なった結果、ある一線を越えた時に症状が出るんです・・・
けが(骨折、脱臼、打撲、捻挫など)を除いた症状は
決して痛みが出たその日1日だけが原因ではありません。
では症状を少しでも早く改善するためには何が重要なのでしょうか?
それは「治療のペース」です。
週に1回のペースで治療に通っているけど
「治療の後は楽だけど結局元の症状に戻っている」
「治療の効果が続かないし通うのはやめた」という経験はありませんか?
その原因として通院ペースが間違っているケースが多くあります。
筋肉は日常生活での負担の蓄積(姿勢の維持・同じ動作の繰り返し)などが
原因で姿勢が歪むことで硬くなります。
姿勢の歪みが強くなり各関節の動きが悪くなった結果、痛みの引き金になる
関節や筋肉の炎症が起こり、痛みや痺れといった症状を感じます。
この姿勢の歪みを取り除くために背骨や骨盤を整える治療を行うことで
治療後は関節の動きが改善され、筋肉も柔らかく良い状態になります。
しかし、治療後から次の治療の間に姿勢維持や家事・仕事などにより動くため
良い状態になった姿勢にまた負担が蓄積していき、元の動かない状態に戻ってしまいます。
特に症状を感じている間は元の悪い状態に戻りやすくなってしまいます。
そのため、今は楽だからといって治療の間隔を空けていてもなかなか症状が改善しません。
治療後の姿勢が良い状態になっている内に次の治療をすることで
関節も少しずつきちんと動かせる状態を取り戻していき症状も改善していきます。
お身体がきちんと動かせる状態が安定したきたら、少しずつ治療の間隔を空けていきます。
そうすることで1週間程度治療をしなくても痛みや痺れのない状態、繰り返さない状態になっていきます。
早く治るためには、治療内容も大切ですが、治療ペースが非常に重要になります。